自分でも無駄だと思っていてもやめられなくなる強迫神経症という病気

様々な行動

微笑む

この強迫性障害にかかっている人は様々な症状を出します。人によってどの分野で強迫性障害が出てくるのかは違ってくる上に、それらの症状が普段の生活にどれだけ影響を及ぼしてくるのかも違います。
最も多い強迫性障害の症状の1つが不潔恐怖です。これは洗浄行為とセットになっていることが大半です。これはその名前からわかる通りに潔癖症の症状となっており、必要以上に手を洗ったり、ありえないレベルの最近まで防ごうと無駄な行動をとったりしてしまいます。
最初から不潔なことに過敏がちな人はおりますが、この強迫性障害の場合はその段階を通り超えています。5分に1回は手を洗わなければ気が済まない。洗った後は清潔で新品のタオルでなければ手をふけない。公共の場所にある誰が触れたかわからないような場所の蛇口やドアノブは直接さわれない、常に手袋をしていなければ何もできない、手袋は毎回破棄して再利用することは無い。というようにこの不潔恐怖はどんどんと度合いを増し、症状は悪化する一方になってしまいます。
普通に生活していれば当然最近を避けて通るようなことはできません。それに不潔恐怖の人は自分がみた基準で不潔なものを自分の基準で避けたり触れたりしたいと感じている為に、科学的に大丈夫かどうかは関係がありません。
冬場になれば風邪やインフルエンザを防止する為にアルコール消毒等を行うようになりますが、人間が生活する上で危険な細菌はあの消毒で十分に避けることができます。しかし、強迫神経症を抱えている人は自分が嫌だと思えば全てダメ、自分が良いと思えばどんなに汚い物でも大丈夫なのです。
それに、人間自体に細菌はたくさんついていますから、それを完全にキレイにする為には医療機関で利用されているような器具を利用して熱を加えて滅菌処理したり、無菌室にでも入る以外に方法はありません。
しかし、そんなことは到底できるわけがありませんし、強迫性障害を抱えている人にとっては無菌室だって不潔の対象なのです。

不潔恐怖以外の症状でいうと加害恐怖です。他人に危害を加えてしまったら、もし無自覚に誰かに何かしていたらどうしようというような想像や恐怖心が消えなくなり、自分がどこかでニュースに取り上げられて犯罪者になっていたらどうしようというような不安に駆られます。警察や周囲の人間に自分がまずいことをしていないか確認してしまう人もおります。中にはこの神経症が悪化しすぎて統合失調症等になってしまうこともあります。放置していては危険ですし、証明も納得もさせられない行動ですから一番やっかいな強迫性障害の1つといわれています。
この場合はカウンセリング等へいき、強迫性障害になってしまった理由を突き止めて治療していく必要があります。強迫性障害は突然空からふってくるようにかかるものではなく、何かしらのきっかけがあってかかるようになっています。昔のトラウマ、虐待、いじめ、他人から言われた何気ない一言、テレビで放送していたどうでも良い情報、きっかけはひょんなことだったりします。
自分自身にかけてしまっている暗示をどうにかしなければ、この強迫性障害は根本から改善されることはありません。

一人暮らしの人に多いのが確認行為です。この確認行為とは戸締まりだったり、ガスの元栓を閉めたかどうか、自分の家の安全性について気になって仕方がなくなる症状です。誰かが家にいればその人に確認してもらえば終わりますし、そもそも鍵のかけ忘れも心配する必要がありません。しかし、一人暮らしだったりすると自分が出かければ家は空になってしまいますから、どうしても確認するには自分が行動する必要がある為に1度会社付近までついたのに再度家に帰ってしまうような行動をする人もおります。
何度も確認する、見張ってしまう、1度触らない時が済まないというように人によって確認の仕方は様々なものがありますが、どれも何度確認しても気がすまなかったり、指差し確認をする、チェックシートを利用するというようにある程度対策をとったとしても、結局違う悪い想像をしてしまい自宅に帰ってしまったり落ち着かなくなったりします。
これにかかったおかげで普通の社会人として生活できなくなってしまったり、学校へ通えなくなる人もおりますから早急な治療が必要になってきます。

次に儀式行為です。これは自分で決めた手順で正確に家事だったり仕事だったり帰宅コースだったりを守って行動しなければいけないと思い込んでしまう症状です。これになるとどんなに危険な場面でも、どんなに急がなければいけないときでも自分で決定したルールといつ来るかわからない恐ろしいことに縛られて行動できなくなってしまいます。
動揺に数字だったり物だったり、自分の持ち物に執着してしまうような人もおります。この対象物は人によってそれぞれ違ってきます。